断食 〜本断食からプチ断食へ〜

10月1日から断食をしています。
 1日断食して1日食べ
 2日断食して1日食べ
 3日断食して1日食べ
 2日断食して1日食べ
 1日断食して終える
というスケジュール。
計9日間の予定です。
このやり方の話はこちら

今は後半の断食2日間の初日。
 食 断 断 食 断 断 断 食 断 断 食 
                  ↑ここ
今日で断食初日は4回目、合計7日目ということになります。

結論から先に申し上げますと断食に飽きました!!!
というよりも、集中力が保てなくなりました。

断食はやはり気合と集中力がいります。
特に初日は、意気込みが必要なんですが、4回目ともなると、もうヘロヘロ。
僕の力量、肉体、精神力を超えています…

中間の3日間断食がやはり山場でして、かなり集中力を必要としたのですが、
それが終わったら気が抜けてしまって、やる気がさっぱり出てきません。
昨日の復食なんぞは、夜遅くに食欲が爆発してしまいました。
ドライイチジク5〜6個 納豆1パック
むさぼる始末…

マクロビオティック始めたばかりのころから、随分長いこと、
自分の食欲に負けてよく後悔というか反省しておりましたが、
ここ最近は全然なかったのです。

今回のことは、久々の強い自己嫌悪…
まだまだだなぁと、すごーく思い知りました。

食欲という欲の強さ、やはり侮りがたし!
どこか、やはりなめていたのでしょう。
覚悟が足りませんでした。
そして、自分を過信してました。
 やってみて 始めて分かる 自分かな
身の程を思い知りました(笑)。
これもまた、貴重な経験です。

昨日までは、苦しさというか、しんどさの中に楽しさ、心地よさがあったのですが、
今日はやる気そのものが失せてしまい、苦行そのものになっている始末…

断食は「自己を浄化し、活力を与える」ために始めたので、
やり方というか方針を今日から変えました。
今日からの後半戦は、プチ断食にします。
 身体に少量の食べ物を入れることによって、
 肉体的にも精神的にも負担を抑えつつ、
 内蔵をクリーンに、そして休息させる
という方法にしました。

完全なる本断食(何も食べず、水とお茶だけの断食)は計6日間で終了。
挫折と言えば挫折なのですが、6日間やったと言えばやったので、これでよしとします。

で、では断食中に何を身体に入れるか…
これを考えるのは楽しいです!
やる気が少し湧いてきました。
断食がまた、楽しめるようになりました。

続きはまた書きます〜

追記
由希子はあまりにもヘロヘロになったので、昨日にて終了。
万晴ストップがかかりました。
今日からは1日二食。
 玄米ごはん 茶碗1膳
 味噌汁     1杯
 漬け物     少量
 夜のみ納豆
という、キングオブ粗食をしています。
非常に体調が良いようで「こちらの方が自分に合う」と言ってます。
隣で見ていると、美味しそう… そして、幸せそう…

後半は各自が自分に合いそうなものを試しつつ、過ごしています。
2013.10.10 Thursday  
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断食 〜断食中の我慢と復食に関して〜

断食は断食中の過ごし方もさることながら、復食が大切だとよくいわれます。
休めていた内蔵がとてもデリケートになっているので、急にいろいろ食べるとショックが大き過ぎて非常に危険である、ということが理由のようです。
1日断食したら、復食期間も1日
3日断食したら、復食期間も3日
といわれているようです。
そして、この復食が、また難しいと言われています。

断食中に我慢を繰り返してしまうと、潜在意識に「食べたい」が強烈に入り込みます。
この積もり積もった「食べたい」が断食明けに堰を切りますので「一度食べだすと猛烈な食欲が湧いて、止められなくなってしまう」。
ここに、断食の奥深さがあると思います。

ということは「断食は我慢してはいけない」ということになりますね。
我慢や忍耐で自分の心や欲を、自分の都合で押し殺すと、必ずあとで強い反動となって炸裂します。
ダイエットしかり、甘いものを断つのもしかり…
本能的な欲、特に食欲・性欲は我慢や忍耐では押さえきれません。
なので、食事の改善は「いかに心を食事への関心から解放された状態を保てるか」が課題になる。
あまりに我慢が募ってきたら、軽く止めてしまった方が良いかもしれないくらいです。

僕はこの度の断食中、一度どうしても我慢が募ってきて食べ物のことばかりを考えるようになった時がありました。
「このままではまずいな、押し通すとあとですごい反動が来る」と思い、
自家製の甘酒大さじ1に醤油小さじ1/3をかけて、頂きました。
おかげで血糖値が少し上がって、食べ物への執着から離れることが出来ました。

自分の欲、実力、身の程をわきまえて、自分の今の段階、状況に合わせてすすめるのが、結果的には最良、最短な気がします。

で、復食の内容です。
復食は僕は植物性でノンオイルであれば、基本的には何でもよいかと思ってます。
お粥が食べたかったら食べれば良いし、玄米ごはんをゆっくりしっかり噛んで頂くのも良いと思います。
ああ、甘味料、スイーツ類、その他刺激物も避けた方がよいですね。

今回の断食では3日間後の断食明けはちょっとキツそうだなと思ったので、玄米クリームを作りました。
玄米を炒って、圧力鍋で炊き、裏漉したものです。
昨日、皆さんが鉄火味噌を作っている隣で、黙々と作りました(笑)
今朝、昨日の鉄火味噌をふりかけて頂きましたが、しみ入るような感覚、とても美味しかったです。
やっぱり鉄火味噌、玄米クリームは非常にパワフル、素晴らしかったです。
弱った身体には、その良さがよく分かります。
手間をかける価値が十分にあるものでした。

「復食は〜でないと危険」という考え方がありますが、僕は今回体験してちょっと違和感を覚えました。
僕のイメージでは断食中は「身体の中にストックされているエネルギー」を引っ張り出してきて、それを燃やしてる感覚。
断食後は、このストックを使った状態なので、すっごく吸収が良くなっている。
身体は全力で、入ってきたものを燃やし、またストックしようとしている。
ここにヘンテコなもの、余分なものを入れるのはいかにももったいない。
「身体の構成物を、より良質なものに置き換えるために、副食を大切にする」という考え方の方が、僕はしっくりくるし、何だかありがたい気持ちになります。

断食中はいろいろな気付きがあります。
メモとして、また書きます。
2013.10.09 Wednesday  
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断食 〜断食は自己を浄化し、活力を与えること〜

9月いっぱいで料理教室等の日程を終えました。
次のクールは11月からになります。

料理教室等は11月からと5月からと、それぞれ5ヶ月間、年2回開催。
その合間の4月と10月は料理教室がないため、充電期間になってます。

と書くと、休みが多そうですが、実はやることはいろいろありまして、
休んでいる感覚はほとんどありません。
 庭の手入れ、整備
 薪の調達、薪ストーブの手入れ
 家のメンテナンス、ペンキ塗り
 畑仕事
 大掃除
夫婦二人で管理しているものですから、やることはいくらでもありまして
毎日、なんやかんやと一日中身体動かしています。

で、10月前半はもろもろのメンテナンス、改善に当てているのですが、
合わせて断食をしてみています。
体と心のメンテナンス、デトックスですね。

通常ですとカフェ営業のための試作や料理教室があるので、
まとまった期間での断食はどうしてもしにくい。
しかし、この2週間ほどはそれもないので、格好の断食週間に出来ます。

断食は二人とも3日間断食したことが一度あるくらい…
やりたいなとは思っていましたが、なかなか実行に移せず日々が過ぎていました。

今回の断食はある本の一節から実行することを思い立ちました。
以下、その一節を引用します。

サティシュクマール著「君あり、故に我あり」
ジャイナ教徒が行う断食のその他の形式には、
1日食べて1日断食し、
1日食べて2日間断食し、
また1日食べて3日間断食するという具合に、
断食する日を最大15日まで増やすというやり方がある。

そして、今度は順番に逆にし、
14日間断食して1日食べ、
13日断食して1日食べ、というように、1日まで戻す。
このやり方は「禁欲の熱」と呼ばれ、
精神的混乱を焼き尽くす英知の炎である。

サティシュ氏がいうところによると、自分達の身体や心に活力を補給する方法には
 断食
 瞑想
 学問
 沈黙
 休息
 自然の中に身を置く
等があるようで、このような自己に対する関心をタパスと言うそうです。
タパスは自己を癒し、浄化し、活力を与えること。

タパスの説明の一節を引用します。
タパス(自分に補給すること)を、抑制や抑圧や管理と混同してはいけない。
タパスは肯定的な意味を持つ肯定的な概念なのだ。

タパスは、自らの限界に関する深い自覚から来るものであり、
節制や禁欲は自ずから出てくるものなのだ。

楽しみと節制は一対のもので、常に共にある。
過度に耽ることは人生を楽しむことではない。

タパスを実践するものは、十分な充足とは何かを知ってそれに満足する。
度を超した消費からの自由がタパスである。

これを実践したいなと思ったのですが、15日間までは到底無理ですので、
コンパクトにして
1日から始めて、3日間まで断食をのばし、また1日まで戻す
ということにしました。
これだと全部で2週間ほどで終えます。
断食日数は 1+2+3+2+1=9 9日間

10月1日から始めました。
今日はちょうど半分、折り返し地点にさしかかりました。

甘く見ていたわけではないですが、やはりそれなりの辛抱が必要ですね。
毎日覚悟を試されていて、良い鍛錬になっています。

とっても腹減りますし、力でなくてヘロヘロなんですが…
確かに自己の癒しと浄化に、強烈になってます。

断食、ハマってきました。
沈黙がタパスには有益なようですので、今日はこの辺で(笑)
2013.10.07 Monday  
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