岡本よりたかさんの無肥料栽培講座@弥富市

岡本よりたかさん無肥料栽培講座に参加してきました

 

2月のテーマは「苗づくり」

春夏野菜、特に果菜類は苗を作った方が早い時期から収穫ができるので、できれば苗を育てた方が楽しい

 

でも、苗を育てるためには、まだまだ寒い🥶

発芽や生育できる温度まで、地温を上げる必要があります

 

地温を上げる⤴

僕が農家をやっていた時は、温室ハウス&苗用のホットカーペットを使っていました

 

でも、昔はハウスも電気もありません…

昔は、苗床の温度を上げるために「踏み込み温床」という技で行っていました

 

残渣や枯れ葉の発酵時に出る熱を利用して、苗床を温める、というもの

 

岡本さんの教える踏み込み温床は

落ち葉

 

→米糠

 

→稲藁→油かす

 

→水→踏み込む

 

を1層として、これを5層から20層重ねる、というもの

 

一般的には鶏糞を使いますが、質の良い鶏糞を手に入れるのは難しいので、主に米糠を使っての乳酸菌の発酵を利用しているそうです

 

みんなで、えっちらおっちら、ワイワイ言いながらの作業😊

 

最後に稲わらを敷いて、温床の完成

 

苗土に種をまいて

 

温床にのせて、発芽を待ちます

 

踏み込み温床は、本の中の世界でしか知らないこと

やったことがありません

 

リアルに体験できて、面白かった

 

+++

 

いにしえの知恵、すごい😲

そして、やっぱり大変だぁ😅

 

大量の枯葉、大量の米糠、大量のワラが入ります

材料を集めるのが、まず大変

そして、作業もナカナカ…

 

電気って便利だなって、あらためて思っちゃいました😆

 

+++

 

ずっとやろうと思っていた畑

でも、後回しにしちゃって、手がつかなかった畑

 

僕にとっての畑は、重要だけど緊急ではなかったので、なんだかんだと向き合ってきませんでした

 

でも、今年こそは!

という想いがありまして…

 

再開をすべく、時間をとって、エネルギーを割いて、できるだけのことをしたいと企んでいます

 

今年は3月から岡本さんのセミナーにも、月イチで全8回通います

あとは、行動あるのみ

 

やるぞー💪😊

2020.02.22 Saturday  
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さつま芋、掘りました

万晴です

ものっすごく久しぶりに畑のこと
さつまいもを掘りました
僕らの地域、ここ渥美半島の土では、おいしい芋が穫れます
痩せた粘土質の土が、おいしい芋を育てると聞きました

この地域でよく作られるいもが通称「にんじん芋」、ベニハヤトという品種です
糖度が高く甘くて、ねっとりとジューシーな食感
料理だと個性が強すぎて扱いにくいですが、スイーツなどにしたり、
そのままおやつとして蒸したりすると美味
そして、なんといっても干し芋にすると絶品なのです

で、今年もその「にんじん芋」を作付けしたつもりだったのですが…
掘ってビックリ、金時芋でした!

友人にゆずってもらった苗でしたので、どっかで入れ違ったかもしれません
金時芋は、上品な甘さとホクホク感 芋の王道といった印象です
バランスの良い芋で、お料理としても使えます
今回のメニューの「さつまいものポタージュ」は、この金時芋を使ってます

堀たての芋は、粉質でホクホク、甘味あっさり
寝かせていくうちに、でんぷんが糖化してきて、しっとりとして甘みがのってきます
時間経過とともに、食感と味が変化していくのがさつま芋の面白いところです

大振りなものが結構穫れました
今年は芋には困らなさそうです
2012.10.21 Sunday  
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自然栽培を知っていますか?

「自然栽培」という農法をご存知でしょうか?
自然栽培では農薬はもちろん肥料も使用しません。

肥料をあげずに野菜が育つのか?
と思われるかもしれません。
しかし、育ちます。
「お日さまと大地と雨」といった自然の力だけでゆっくり
ゆっくり育っていきます。
力一杯根を張り、持てる力を全部出し切って育っていきます。
鍛えられた野菜達。
そうして育った野菜からは、力強い野菜本来の味がします。
小ぶりですが味がぎゅっとつまっていて、あまーいのです。
そして、不思議なことに冷蔵庫で腐ることはないのです。

無農薬で虫に食われないのか?
食われます。
ただ、食べ尽くされることはありません。
植物も虫も、太陽や大地の恵みを分け合う仲間であり、
調和して生きているのが感じられます。

なぜ私たちが自然栽培を選んだのか?
まずはその美味しさにすっかりとりこになったからです。
そして「持ち出さない、持ち込まない」というシンプルな考え方は
不自然な都会生活に疑問を抱いていた私たちにストンと入りました。
その考え方は、環境と人が調和する21世紀の農業だと感じたからです。
2009.06.16 Tuesday  
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自然栽培のお野菜〜消費者からみた視点 その1〜

自然栽培のお野菜というお題で書いていく予定でした。
今日は、消費者の方々にとって自然栽培のお野菜は
どういう特徴があるのか、という視点で書いてみたいと思います。

自然栽培のお野菜の優れている特徴は、主に3点あります。
1、味が良い。
2、安全。
3、日持ちする。

自然栽培のお野菜の特徴はまだあります。
4、野菜の大きさ、形がそろっていない。
5、出来にくい野菜がある。
6、手間がかかる分、単価が上がってしまう。
7、旬の野菜しか作れない。
これらは、消費者の方にとっては欠点かもしれません。

一つひとつ見ていきます。

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1、味が良い。
自然栽培のお野菜は完全無肥料・無農薬。
無肥料で育ったお野菜は、野菜そのものの自然な甘みがします。

化成肥料で育ったお野菜は味が薄く、若干ですが苦みやえぐみが出ます。
有機肥料で作ったお野菜は味が濃厚で甘みが強いですが作り込まれた味です。
自然栽培お野菜は、太陽と風と雨と土の力、自然の力のみで育ってますから
やはり自然な味になります。

野菜嫌いな子供が、自然栽培の野菜だと目の色変えてバクバク食べた、という
嬉しい報告をもらうことが多々あります。
野菜嫌いな人ほど、違いがわかるようです。

2、安全。
農薬はもちろん身体にとってよくありません。
農薬のかかったお野菜はなるべく避けて欲しいと思います。
あまり説明がいらないと思いますので、農薬の話はこれくらい。

あまり知られておりませんが肥料も、実は身体の毒に
なることがあります。肥料の窒素が問題になります。

窒素N2は自然界で形態を変えながら循環(窒素循環)しています。
 大気
 有機窒素化合物
 アンモニアNH3
 亜硝酸NO2
 硝酸NO3
と様々な形をとりながら循環しています。

その循環の途中で「硝酸性窒素」になります。
そして植物は、その硝酸性窒素を養分にして、生長します。
農作物は硝酸性窒素がたくさんあった方が、青々とし草丈が高くなります。
しかし植物には必要な硝酸性窒素も、動物にとっては有害になります。

適量な硝酸性窒素は有機窒素化合物(アミノ酸・タンパク質)に
同化されてしまいますが、肥料(窒素)を過剰に使用すると、
植物が使い切れない分が野菜に残ってしまいます。
この野菜に残った肥料、硝酸性窒素は多量に摂取すると毒に変化して
しまうやっかいなものです。
硝酸性窒素は体内に過剰摂取されると、肉や魚などのアミノ酸と
結合して、「ニトロソアミン」という物質を作り出します。
この「ニトロソアミン」は第一級の発がん性物質。
赤ちゃんなどは多量に摂取すると、酸欠のなって突然死してしまうこと
すらあるようです。
酸欠で青くなってしまうので、その名も「ブルーベビー症候群」。
大変怖い病気です。

緑の濃い葉野菜などは要注意。その緑は肥料から作られたものです。
「緑が濃い方が、なんか栄養ありそう」なんて思わないで下さい。
「緑が濃いなんて、なんてあやしい野菜なんだ」と思って下さい。
窒素を与えていない自然栽培で出来たお野菜は、
実際無肥料なので淡い緑色です。

化成肥料は本来循環するはずの窒素を、
植物を育てるために科学的に固定化させたものです。
土壌に大量に散布すると、循環しきれない窒素が土壌に残ります。
その窒素が地下水に溶け出したり、野菜に吸収されたりしています。
水や野菜が危なくなってきています。

有機肥料として使われる堆肥という名の動物の糞尿も安全とはいえません。
動物の糞尿は、堆肥にするまでに熟成させます。
きちんと3年〜5年熟成させると、余分な窒素が空気中や地中に放散され
ますので、安全です。
しかし、近年では「そんな時間はかけられない」と
インスタントの発酵菌を使って3ヶ月〜6ヶ月ほどしか
熟成させていない堆肥を使用する傾向があります。
インスタントの発酵菌すら使っていないケースも多くあります。
未熟堆肥はアンモニアと窒素を過剰に含んでおります。
有機肥料は化成肥料のようには計算がたちませんので、
適量を判断しにくい。
堆肥をどれだけまくか、は長年の経験と勘がものをいう世界です。
いきおい過剰に肥料を撒きがちになります。

動物の糞尿の安全性も疑問が残ります。
動物の糞尿は家畜のものを使います。
採算性を高めるために、家畜は過剰に密集させて飼育される。
そのため病気になりやすくなります。
その病気を抑えるために、家畜達は抗生物質などを飲まされています。
また、えさとして遺伝子組み換えの作物を与えられています。
農薬まみれの食物を与えられています。
動物にとって非常に過酷、かつ、残酷な話です。
家畜達の糞尿が、飼育上、毎日毎日大量に出てきます。
その毎日出て困ってしまった糞尿の処理として
畑に大量に蒔いている、というのがほとんど実情ではないでしょうか。
有機肥料という名で、家畜として飼育された動物の糞尿を
畑に廃棄している、といってもいいすぎではないと思います。

今の農業は「自然の循環」というレベルを超えています。
自然のサイクルを壊すほどに、多量な糞尿をまくのが問題です。

きちんと熟成させた有機肥料を適量散布するには高い技術と経験、
なにより志がいります。
そのような素晴らしいスーパー有機農家さんも、もちろんおられます。
しかし、そのような農家さんばかりとはいえないのも実情です。
したがって有機栽培野菜だからといって、肥料の安全性が確保される、
ということは、残念ですがありません。

「肥料も多量になると毒になる」ということを知って下さい。

自然栽培のお野菜は無農薬無肥料なので、この点安心です。

3、日持ちする。
自然栽培のお野菜は日持ちします。
通常のお野菜の2〜3倍は軽く持ちます。

肥料と農薬で作られたお野菜は、日がたつとドロッととけてしまいます。
やはり、無理をさせて強制的に作り上げているからでしょうか?
分解されるのも早いようです。
自然栽培のお野菜は、じっくりじっくり野菜のペースで育ちますので
分解されるのもじっくりなのでしょう。

自然栽培お野菜は腐らず、枯れるといわれます。
たしかに、自然界にある植物で腐っているのをみたことがないです。
どれも命尽きると、枯れていきます。
本来野菜もそのようなものであるのかもしれません。
(自然栽培だと決して腐らない、ということはありません。
 条件や作物よっては腐るときももちろんあります。)

盛り上がって、モリモリ書いてしまいました。
続きは後日。
2009.03.29 Sunday  
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自然栽培のお野菜 プロローグ

僕が以前、自然食品店でアルバイトをしていたときのこと
そのときの同僚Aさんの話です

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Aさんが店でレジをしていると、年配の男性が来られ、
こう聞いてきたそうです
「ここの野菜は腐らないんでしょ?」
お店で扱っている野菜は有機野菜
Aさんは体験的に、この野菜達は腐ることを知っていました
そのため、こう、答えたそうです
「お客様、ここの野菜は時間と共に腐ってしまいます
 すみません」
お客さんは「残念です」といって帰られました

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僕はこの話を聞いたとき、「???」でした
「腐らない野菜…??? そんなのあるんですか?」
とAさんに聞くと、「自然農法」という農法があると教えてくれました
「自然農法で育った野菜は、腐らなくて、枯れるんです」と…

ん?
「有機野菜」が野菜の中では最高じゃないの?
「自然農法」って何?
「腐らない野菜」なんて、そんなものあるの?

疑問だらけになって、ネットで検索してみたところ
福岡正信さんを知りました
「わら一本の革命」を図書館で借りて読みました

僕が「農」に興味を持ったはじめのきっかけです
一昨年2007年8月のことです
それから、流れ流れて、今があります
1年半経ち、少しだけですが、自然栽培に関しての知識がたまってきました
自然栽培のお野菜を皆さんに知って欲しいと思ってます
このブログ上で自然栽培について、少しずつ説明していきたいなと思いました

プロローグでした
2009.03.25 Wednesday  
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